ファンだった美容室閉店から学ぶこと
8年通い続けたヘアサロンがあります。
高い技術とプロ意識ある素晴らしいスタッフがたくさんいて、そこに行けばいつでも安心して、自由とわくわくを感じていました。
場所は銀座。一等地でありながら、競合の多い場所です。
リピーターが多く落ちついたサロンでしたが、売上は想定するより厳しかったのでしょう。8年の間に事業売却が3度あり、最後の方は料金の値下げが始まりました。
ある日、ドライヤーの手を止めて「急なんですが実は今月で・・・」と閉店を切り出したスタイリストさんの声が、今でも耳に残ります。
当時の私は、大好きな場所の経営力が弱っていく姿を間近で見ていても、何も出来ませんでした。
集客の方法に課題があります、適正な利益を創出する販売の仕組みを作りましょう。
このお店の価値をもっと広めましょう。
値下げする必要などありません。
サービス品質が高くても、売上には直結しません。
集客や、顧客へのセールスは、コミュニケーションであり、すべては循環なのです。
今ならちゃんと、一緒に結果を出すことが出来ます。
価値あるサービス業が長く続くために、適正な集客をお手伝いしていきます。
がんばる中小企業に、似た構造がある
私が15年間専門として関わってきたホテル業界も、似たような構造があります。
外国人旅行者の増加、首都圏の宿泊稼働率の高さ、オリンピック、新規開業など、景気が良いニュースも多いですが、その影で名も無き小さな温泉旅館などは、売上の低下に悩んでいます。
小規模旅館、地方ホテル、街の美容室、エステやセラピーなどの小規模サロン・・・
その規模や業種業界により、集客や利益創出の考え方は、多少異なるかもしれません。
ですが、存在が認知されにくい新しいブランドや小さな店舗は、どうお客様に知ってもらい、来ていただくかを考えて効率よく行動すること、その仕組みを作っていかないと、「品質の良さ」だけでは、安定した集客・経営にはつながりません。
お客さまは、そのお店の存在を知らなければ、決して訪れることはできません。
知らないものに価値は付けられない、知らないものを買うことはできません。
サービス従事者の明日を、明るく照らす
高い技術、清潔さ、礼儀正しさ、適正な料金、笑顔。
素晴らしいサービスは、提供される側のお客様はもちろん、
そこで働くスタッフも、その家族も、多くの人を幸せにします。
私自身もサービスを提供する側でありながら、日常の多くをサービス業の方々に支えてもらい、生活を豊かにしてもらっています。
素晴らしいサービスを提供しているにもかかわらず経営が安定していない状況は、販売する側にとっても、そのサービスを必要としているお客様にとっても、つらいものです。
高い志を持つサービス提供者が、明日もあさってもずっと笑って商売できる、サービスする人も、一緒に働く人も、 その家族も、お客様も、そして私も、縁あってめぐり合う人みんなが、それぞれ幸せな未来に向かう。
そんな世界の創出を目指しています。